これから社会基準となる東京オリンピック・パラリンピックの調達コードとは?
もくじ
前回のブログでは、
今年開催されるビッグイベント
東京2020オリンピック・パラリンピック
(以下「東京オリンピック」)
が、
SDGsオリンピックと呼ばれ
廃棄物から取り出した材料で
メダルを製作したり
表彰台もプラスチック製から
木製のものを採用するなど
SDGsの認知度が
グッと高まる“きっかけ”と
なることを、ご紹介しました。
ただもう一つ、
さらにSDGsが盛り上がる
東京オリンピックの取り組みがあるので
今回のブログでは、その取り組みを
紹介させて頂こうと思います。
持続可能性に配慮した調達コード
東京オリンピックでは、
大会の準備・運営において
調達が必要な
“全ての物品”に
持続可能性
(サスティナビリティ)
への配慮を求めた
「調達コード」
というものを定めているのです。
↑↑画像をクリックすると、
実際の調達コードをご覧になられたり
印刷することができます。
調達コードとは
東京オリンピックの
開催において必要になる物資、
例えば、代表的なもので言うと…
出場選手たちが口にする
選手村の食事で使われる材料
などが挙げられますが、
それらの物資を
調達するにあたり
「安いから…」
という理由だけでなく、
公平・公正性等に配慮し、
持続可能性にも配慮した調達
を行うために策定されたもので、
調達する物品や
サービスに共通して適用する
“基準”や運用方法で
構成されているコードです。
調達コードの目的
東京オリンピックは、
この調達コードに基づいて
物資やサービスを調達することで、
SDGs(持続可能な開発目標)
が掲げる、
持続可能な社会の実現に向けて、
この調達コードと
同様の取り組みが拡大し、
広く社会に、
持続可能性を重視する姿勢や
SDGsそのものが
定着するよう働きかける…
そんな目的を掲げた
オリンピック・パラリンピック
となるのです!
※↑↑上記の文面は
東京オリンピック・パラリンピック
競技大会実行委員会のホームページを
参考にさせて頂いています。
※東京オリンピックの調達コードについての
実行委員会のホームページはこちら↓↓
https://tokyo2020.org/jp/games/sustainability/sus-code/
まさしくサプライチェーンやESG
さらに、調達コードについて
もっと極端な表現をすると…
オリンピックに必要な
物資やサービスを納入する
会社や業者さんにとっては
オリンピックは、かなり大きな
ビジネスチャンスになりますが
そのような会社や業者さんも
“調達コード”の基準を満たした
商品やサービスじゃないと
オリンピックにそれを
納入することはできず、
ビジネスチャンスを逃してしまう
ことになります。
そして、それは
オリンピックの物資やサービスを
納入する会社や業者さんだけではなく
東京オリンピックが終了後も
多種多様なビジネスにおいて
この調達コードの基準そのもの
もしくは、それに近いものが採用され
持続可能性に配慮した
つまりSDGsに貢献できる
物資やサービスじゃないと
ビジネスが成り立たなくなる
そんな時代に突入するのです。
これって、まさしく
以前コチラのブログ↓↓で紹介した
“サプライチェーン”
や、
こちらのブログ↓↓でも紹介した
“ESG投資”
に繋がる…ということに
お気づきでしょうか!?
調達コードの4つの原則
東京オリンピックの組織委員会が
出している、こちら↓↓の
↑↑画像をクリックすると、
実際の調達コード基本原則を
ご覧になられたり印刷することができます。
には、以下のような
東京オリンピックの調達物資に求める
4つの原則が示されています。
(1)どのように
供給されているのかを
重視する
(2)どこから採り、
何を使って作られているのかを
重視する
(3)サプライチェーンへの働きかけを
重視する
(4)資源の有効活用を重視する
安かろう悪かろう…
でも商品やサービスが売れていた時代は
終わりを告げようとしています。
あなたの会社やビジネスにおいても
扱っている商品やサービスが
持続可能性に配慮しているものか
オリンピックを目の前に控えた今、
見直してみる必要があるのでは
ないでしょうか?
私はそのようなお手伝いも
させて頂いています。
お気軽にご相談ください。
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