SDGsとESG投資の関係と繋がりとは?
もくじ
前々回のブログでは
「ガバナンス」をご案内し
前回のブログでは
そのガバナンスの頭文字の
“G”という文字が入った
「ESG」「ESG投資」を
ご案内しました。
ESGのそれぞれ文字は
Environment(環境)
Social(社会)
Governance(企業統治)
をあらわしていますが…
勘のいいあなたなら
もうお気づきかと思います。
以前こちらのブログでも
ご案内した通り
SDGs(持続可能な開発目標)の
17のゴールは
世界全体を
環境・社会・経済
という3つの要素で
包摂して(まとめて)いるものです。
環境と社会はダブっていますし
企業統治も、経済とは
切っても切り離せないものですから
SDGsとESGは
とても関係が深いと言えます。
SDGsと中小企業
SDGsの最大の特徴は
国や都道府県・市町村などの自治体や
NGOやNPOのような
社会貢献を目的とする団体だけでなく
企業(会社)が取り組むこと
が求められていることにあります。
とりわけ、日本では
企業の99パーセント以上が
中小企業
といわれる、小さな会社です。
※小さな企業というのは
誰でも知っているような
超有名大企業と比べると
小さいという意味です。
ですから、
SDGsは中小企業が
取り組まなければならない
ことなのです。
SDGsとESG
日本の中小企業の業績は
有名な大企業の業績が良ければ上がり
悪ければ落ち込む傾向にあります。
また、有名な大企業の業績は
世界の経済や景気によっても
左右されます。
そして、前回のブログでも
ご案内した通り
世界の経済や景気は
投資家による投資によっても
大きく左右されます。
その投資家が
昔は、とにかくお金を儲ける企業に
投資をしていたのが
現在は、ESGに配慮した企業に
投資をするようになってきました。
つまり、世界全体が
お金儲けより、環境や社会の充実を
目指す傾向にあるのです。
※なぜかというと、
2006年に国連が世界中に発信した
「国連責任投資原則」により
ESG投資が重要視されるようになった
と言われています。
世界のESG投資の投資額の変化を
顕わしたのが以下のグラフです。
※こちらのグラフは観光省作成の資料です。
また、ESG投資そのものが
SDGsのゴール17
を実行していると言えるでしょう。
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。
中小企業とSDGs
このように、投資家の方々は
環境や社会問題に配慮した企業に
投資をします。
つまりそれは、
SDGsに取り組む企業には
お金が集まることを意味します。
当然、投資家は、やはり
SDGsに取り組んでいる
有名な大企業に投資をすることには
変わりないでしょうが
そんな、大企業は
その下請け企業や、孫請け企業
(大企業が仕事を任せる企業)にも
SDGsへの取り組みを求めるでしょう。
事実、世界的なIT企業のアップルは
自社で使用するエネルギーを
100%クリーンエネルギーでまかない
下請け企業にもクリーンエネルギーの
使用を求めているとのこと。
そうなると、
中小企業はSDGsに取り組んでいないと
大手企業からの仕事は貰えなくなり
業績も良くはならないでしょう。
また、投資家と同じように
中小企業に融資(お金を貸すこと)したりする
銀行などの金融機関も
SDGsに取り組む企業へ
優先的に融資するようになっていきます。
つまり、
中小企業が
SDGsに取り組まないことは
死活問題に繋がりますし
日本経済・景気の落ち込みに
繋がります。
あなたの企業でも
SDGsに取り組みませんか?
私は、そのお手伝いを
させて頂いております。
SDGsへの取り組み方が
分からないという
中小企業の社長さまは
お気軽にお問合せください。
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