H&Mさんのサスティナブルへ向けた取り組み~サプライチェーンの透明化~
もくじ
ファストファッション
今日はファストファッション業界の
サプライチェーンのお話を。
ファストファッションとは
ファストフードのファッション版
と言えば、わかりやすいかな?
ファストフードの代表格が
世界中でハンバーガーを
安く早く提供する
マクドナルドさんだろうし
ファストファッションの代表格は
私たち日本人なら真っ先に
ユニクロさんの名前を出すだろうけど
以前ユニクロさんの
持続可能性に関する取り組みを
紹介したブログ⇊
他にも、
ファストファッションと言えば…
H&Mさん、GAPさん、ZARAさん、
しまむらさん…などが、
行ったことがなくても
聞いたことがある人は
多いのではないでしょうか?
その中でも今日は
H&Mさんの
持続可能性(サスティナブル)への
取り組みを紹介します。
つまり、SDGsですね!
※H&Mさんは有名ですが
石川県ではまだ
片町きららやイオンモール小松
にしかないのかな…?
H&Mとサプライチェーン
H&M(エイチ・アンド・エム)さんは
スウェーデン発の
ファストファッションブランドで、
ユニクロさんと同じく
(先進国を中心に)世界各国に
出店しています。
そんなH&Mさんは、
大多数の商品を対象に、
公式サイトで、各商品の
サプライチェーン
にまつわる情報を公開し
その透明化を図っています。
サプライチェーンとは
以前、⇊こちらのブログでも
ご案内させて頂きましたが
日本語に直訳すると
“供給の連鎖”
と言われるもので
私たち消費者の手に
商品やサービスが行き渡る事を
“供給(きょうきゅう)”といい
供給を英語に訳すと
“サプライ”となります。
その供給(サプライ)までに
調達→製造→物流→販売→消費
という
“連鎖(れんさ)”した過程が
鎖(くさり)=チェーンのように
繋がるという意味で
サプライチェーン
と呼ぶのです。
H&Mさんは、
各商品ごとに、原産国はもとより、
仕入業者、下請業者や運送業者などの
サプライヤーやの名称、
製造工場の名称、
住所および従業員数など、
サプライチェーンにまつわる
情報を公開しているのです。
消費者は、H&Mさんの公式サイトで
これらの情報を閲覧できるほか、
スマホアプリで商品の値札を
スキャンすることで、
H&Mさんの店舗でも
同様の情報を確認できる
仕組みとなっているのです。
(知ってました?☻)
ではこのような取り組みは
どのような効果が
期待できるのでしょうか?
サプライチェーンを透明化すると
これからのSDGsが一般化する
社会や市場において、
消費者は、購買の理由を
流行や価格の安さより
その商品のストーリー
を重要視するようになっていきます。
いわゆる
“エシカル消費”
ですね。
過去のエシカル消費についてのブログ
商品のサプライチェーンを
オープンかつ透明化することで、
消費者の健全な購買決定プロセス
つまり“エシカル消費”に
H&Mさんは寄与しているのです。
例えば、
「この商品の原材料は
○○国の△△会社が
製造しているな…
△△会社は
地球温暖化に配慮した
製造過程で
有名だよな…!?
よし買おう!」
みたいな感じで…。
「使っている
あの下請会社は
ブラック企業で有名…
だから買わない!」
という逆パターンも然り…。
SDGs目標12
つまるところ、
H&Mさんの
サプライチェーンにかんする
取り組みは
SDGs目標12
に繋がるのです!
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。
アパレル業界では、近年、
このような持続可能な社会に向けた
サスティナブルな取り組みが
広がってきています。
アパレル業界全体の
サステナビリティ向上に
ますます期待せずにはいられませんね。
では、今日はこのへんで。