日本の企業観と合同会社とSDGs
もくじ
株主至上主義とは
このスマイル☺ブログでも
何度もご案内しています通り
株式会社の
“実質的所有者”
は会社に出資をしている
株主です。
いくら、株式会社の
代表取締役社長だからと言って
その会社の株式を
一株も持っていなければ
その代表取締役社長は
あくまでも株主から
会社経営の“委任”をうけた
に過ぎない人と言っても
ウソではありません。
株式会社はなぜ利益を出して
儲けようとするのかというと
会社の実質的所有者である
株主に対して、
会社で儲けた利益を分配し
経済的に潤わすためというのが
理論的には正しいと言えます。
そのような
会社が株主のために経営すること
を、
株主至上主義
といいます。
ちなみに世界一の経済大国と言われる
アメリカは、この
株主至上主義が
企業観の主流となっています。
日本におけるの企業観
アメリカの
株主至上主義に対して
我が国、日本の
企業観はというと
以前コチラのブログでも紹介ました
近江商人の流れを汲んだ
売り手よし
買い手よし
世間よし
という
三方よし
という企業観が主流です。
つまり、会社を
“お金儲け”の手段
としてだけで捉えるという
“売り手よし”
だけではなく
会社の経営・企業活動が
人が幸せになるため
社会が良くなるため
の手段として
捉えられてきたのです。
事実、日本の企業は
創業100年を超える
長寿企業が2万社もあるとのこと
これは、この
三方よしの企業観が
もたらしたものだと
言えるでしょう。
ところが、昨今では
日本でも株主至上主義が
如実に表れた企業も
多く見受けられるようになりました。
ブラック企業問題
会社ぐるみの不正・隠匿
安かろう悪かろうと言える
商品やサービス
もうガバナンス(企業統治)が
無茶苦茶になっちゃって…
それでも利益を追い求めている…
皆さんは
こんな我が国の経済・社会が
このような株主至上主義
利益至上主義でいいと思いますか?
合同会社はSDGs的!
株式会社というシステムは
所有者と経営者、
つまり
株主と取締役を
分離すること
で成り立っています。
それにより
株主至上主義が生まれました。
であれば…
出資者も経営者も
分離することがない
合同会社
はご存知でしょうか?
これまでも合同会社について
何度もスマイル☺ブログで
ご案内してきましたが
合同会社であれば
株主による実質的所有
という
概念さえ発生しません!
(企業として利益重視を求めることは
あり得るかもしれませんが…)
もしこれから起業して
“三方よし”の企業観を持って
会社を経営する計画があり
経営に参入しない方からの
出資を募る予定がないのであれば
この合同会社の設立も
選択肢の一つとして
検討されて良いと思います。
ちなみにGAFAと呼ばれる
私たちの生活をどんどん便利に
変えていった企業のうち
Google(グーグル)
amazon(アマゾン)
Apple(アップル)
の日本法人は
合同会社だって
ご存知ですか?
企業が業績をあげることで
世間が良くなり
人々も幸せになっていく…
まさしく
サスティナブル!
(持続可能性)!
つまり
SDGs!!
ですね!
三方よしの経営も
合同会社も
SDGsも
是非みなさまに
覚えていおいて頂きたい
フレーズです!
今日はこれにて。
私が主催するSDGsセミナーです!
↓↓是非ご参加お願いいたします!
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