条理と道徳について(前回のつづき)

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条理と道徳について(前回のつづき)


 

前回のブログでは

 

文章化された“法”

つまり成文法の国である

わが国日本でも

 

文章化されていない“法”である

不文法があり

 

不文法には

慣習法・判例法があることを

ご案内しました。

 

 

 

 

今回のブログでは

もう一つの不文法とよばれる

 

“条理”

 

についてご案内いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.条理

条理とは、あなたが普段

様々な人々と一緒におくっている

社会共同生活における

“物事の道理”や“筋道”

のことをいいます。

 

日常生活においても

 

「それじゃあ道理にかなわない…」

 

とか

 

「それでは筋道が通らない!」

 

といった使い方をしますが、

 

 

 

裁判所で行われる裁判でも

すでに定められている法律等(成文法)では

結論が出ないとき…

 

つまり成文法が表現している文章の意味が

一つだけではなく、いくつも考えられるとき等は

 

 

「この法律の文章は

 このように考えることが

       道理にかなう」

 

 

として判断(判決など)を導き出すことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

条理は、慣習と同じく、

あなたの日常生活において

社会規範となることは確かですが

 

“法”と呼べるかどうかについては

法律学者の間でも争いがあります。

 

 

しかし、前述の裁判の例のように、

条理が、成文法の求めるその意味を

補完して結論を導き出す機能を持つもの

であることは確かです。

 

 

極端な例でいえば

成文法の法令「カレーなどの料理」だとすると

 

条理

は最後にしっかり味を調えるための

調味料

と考えても良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、前回のブログから引き続き、

 

慣習法・判例法・道理

 

という不文法についてご案内しましたが

 

 

 

 

 

ここで、一つ

気を付けてほしいことがあります。

 

 

 

 

 

 

この不文法の中には

“道徳”

が含まれていません。

 

 

 

つまり、

“道徳”は“法”にはならない

ということです。

 

 

 

 

 

例えば

 

「あいつを殺してやりたい!」

 

と心の中で思うことは

道徳的な観点から言えば

決して許されない事です。

 

 

 

 

他にも、

 

「満員電車でも

 お年寄りに席を譲らないのは…」

 

 

「結婚して子どもが生まれたら

     離婚してはいけない…」

 

なども道徳です。

 

 

 

 

 

 

しかし、

殺してやりたいと思うことも

お年寄りに席を譲ることも

夫婦が離婚することも

 

 

 

道徳を守っていないとして

誰かから非難されることは

あるかもしれませんが

 

 

 

法律(法令)では、

一切禁止してはいませんし、

罰則もありません。

 

 

 

 

 

これは、

日本の“法律(法令)”

 

人の“行動を”規律するルール(規範)

 

であることを示しています。

 

 

 

法律によって、

「こういうことをやってはダメ“」

と私たちが禁止されたり注意されたりするのは

 

人の具体的な「行動」(外面的な行為)

制限しているのであり

 

 

 

日本の法律にでは

人の「意志」(内心的な行為)

制限していないということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の“法”では

「踏み絵」を代表するように

どの宗教を信じるかどうかなどの

内心的な意思まで

制限されてた歴史もあることから

 

 

 

そういう意味では

日本の法律(法令)

 

いくつもの時代と改正を経て

 

国民の

自由な意思を尊重したもの

になった“法”であると言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではまた次回に。

 

 

 

 

 

 

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