多様性と義務の間(はざま)で
大坂なおみ選手の悩み
つい3日前に書いた
↓↓こちらのブログ
R3.5.31のブログです
主旨は試合後の記者会見を
拒否したテニスの大坂なおみ選手を
エンターテイナーとしての義務を
果たしていない…
と否定したもの。
私と同様の意見を示すメディアも
あったようで、
私もあながち間違った事を
言ってはいない…
と思っていた矢先、
このブログを書いた直後に
大坂選手は次の試合の欠場を表明
さらに自身が“うつ病”であり
記者会見等に過度なストレスが
あることを表明した。
つまり大坂選手のアンチテーゼには
それなりの意味があったということだ。
すると今度は、大坂選手に
共感する意見であったり
擁護するような意見が
多く見られるようになった。
Yahooニュースより引用
エンターテイナーの義務
現代ではかなり一般的になった
と思われる“うつ病”に、
悩まれる人であったり、
神経質になっちゃう人であれば
そのような心理に
なってしまうのだろうし
僕にも理解はできる。
ただしかし、
僕は未だに
完全に共感することが
できていなくて…
例えば、仮に大坂選手の
うつ病やメンタル面の弱さが
テニスという競技の
プレッシャーによるものなら
そのプレッシャーを克服できない
大坂選手は、
プロテニスプレイヤーとしての
資質を欠いていると言えるのでは…?
アスリートにとって
「プレッシャーのせいで…」
なんて言い訳できないのは
分かり切ったこと
それに、
試合と、記者会見などの
メディア露出は別物で
アスリートにとって
過度なストレスになるから
やらなくてもいい…
という意見がまかり通るなら
TVカメラはストレスになるし
パフォーマンスの邪魔になるから
自分の試合はスポンサーの意向を
無視してでもTVに映すな!
という我儘なアスリートの意見も
まかり通ってしまう。
それでは
プロアスリートの…
ましてやエンターテインメントの
義務を果たせていない
と言えるよね…
プロアスリートって
そんな甘いもんじゃないはず。
曲がりなりにも
大坂選手を応援したいと
思っている人(僕も含めて…)
にとっては
なんか救われない話だな…。
SDGsと多様性
国連にて全会一致で可決され
2030年までに人類が達成すべき
全世界の共通目標である
SDGs(持続可能な開発目標)
が盛り上がってきている。
僕が考えるに
SDGsのテーマの一つが
多様性(ダイバーシティ)だ。
それはSDGsの
誰ひとり取り残さない
という理念からも明らか。
どのような人の価値観も
寛容に受け入れるべき
という思想が、
多様性(ダイバーシティ)であれば
大坂選手のような
悩みを抱えた選手でも
プロアスリートとして
活躍できる環境を整えることも
必要であると考えるべきだし
ただ、そこまで寛容になると
前述したような矛盾が生じる。
つまり、これも
彼方立てれば此方が立たぬ
という
トレードオフを考える
ということに繋がる。
おわりに
本件の課題についての解消策を
僕はまだ持ち合わせていないが
持続可能な社会を作る
ということは
多様性と諸問題の間(はざま)で
こういうトレードオフを
考えていくことだと思う今日の頃。
そんな僕は
SDGsコンサルタントとして
SDGsに関する講演・講師活動、
また、2030SDGsカードゲームを
活用した出張SDGs体験会も
承っております。
どうか気軽に
お問い合わせください。
行政書士法人スマイル
行政書士 出見世(でみせ)雅之の
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