新元号『令和』に馳せる ~法令とは~

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新元号『令和』に馳せる ~法令とは~


石川県で会社設立・企業法務専門の

行政書士をしています、

行政書士法人スマイルの出見世です!

 

 

 

アクセスありがとうございます!

皆さまとのご縁に感謝いたします!

 

 

 

昨日、とうとう新元号の発表がありました。

(こちらの記事は2019年4月2日に書いています)

 

 

 

 

「令和」

 

 

 

 

皆さまはこの新元号の発表に

どのような想い馳せたのでしょうか?

 

 

 

私は正直、

 

“和”が昭和とかぶっているじゃねーか!?」

 

と思いました。

 

 

 

皆さまにも同じように

 

違和感を感じられた方も

 

やはり多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

ただ、

この「令和」の語源と言うか典拠を

改めてうかがったのですが

個人的にとても素敵だと思いました。

 

 

 

 

私の個人的な人生の師である

もと古典の国語教師で

もと文部科学大臣である

馳 浩 衆議院議員から頂いた資料によると

このようにあります。

 

 

 

 

 

 

こちらの資料のとおりですが、

 

「令和」の典拠は

 

万葉集の梅花の歌32首の序文にある

 

『時に、初春の“令”月にして、

 気淑く(きよく)風和らぎ、

 梅は鏡前の粉を披き(ひらき)

 蘭は珮後(ばいご)の香りを薫らす』

 

 

【意訳】

初春の正月の良い日です。

気は良く風は穏やかであり、

梅の花は、鏡の前の白粉(おしろい)のように咲き、

蘭は匂い袋のように良い香りを放っている。

 

 

から引用しているようですね。

 

 

 

 

 

日本らしいと言いますか

まさしく“和”と言いますか…

 

そのような素敵な空間に

私も身を置いてリラックスしたい

そんな気分になります。

 

 

 

 

 

安倍首相のコメントは

 

「人々が美しく心を寄せ合う中で

 文化が生まれ育つ

 という意味が込められている」

 

と述べていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり素敵ですね。

新しい時代に期待せずにいられません。

 

昨日はそんな思いを馳せた日でした。

 

 

 

 

 

さて、

この“令”という字ですが、

 

私たちのような法律家にとっては

非常に馴染み深い文字だと言えます。

 

 

 

突然ですが、

 

皆さまは『法令』と聞いて

何のことだか説明できますか?

 

 

恐らく、多くの方が

『法令』『法律』

 

“同じもの”と思われているのではないでしょうか?

 

 

 

 

広い意味では『法令』と『法律』が同じもの…

という考えも決して間違いではないのですが、

 

 

狭い意味、つまり学問上は大きく異なります。

 

 

まず最初に「法律」とは正確に…?を説明しますと

皆さまがよくご存知の

 

刑法・民法・労働基準法・会社法・教育基本法

 

 

 

 

といったものが法律です。

 

ですが、法律とは正確には

「国会で制定されたもの」をいいます。

 

 

 

 

 

 

次に『法令』ですが、

 

法律と並んでよく皆さんが耳にする

 

憲法・政令・条例といった

“公が定めるルール”の“総称”

 

『法令』と呼びます。

 

 

 

つまり皆さんが

普段『法律』と呼んでいたものが

『法令』にあたるとお考え下さい。

 

 

 

ちなみに、

法律も政令も条例も

国民や行政機関等に課す規範やルールを

成文化したものに違いはありませんが、

 

その違いは

その規範やルールを作る人や

作る機関が異なることにあります。

 

 

 

以下のように一覧にまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに

憲法は

日本と言う国が“国民に対して”約束した

国の責務を定めたものです。

 

 

法律は、

原則として、日本全土におよぶ国民や行政機関に

課せられる責務ですし

 

 

条例は、

原則として、制定した都道府県・市町村の自治体

において効力が生じる規範・ルールです。

 

 

 

 

 

ですから、

 

『ポイ捨て条例という法律を守ろう!』

『弁護士・税理士・司法書士・行政書士は法律家』

 

という文章は、

(学問上は)間違っていると言えます。

 

本来なら、上記の“法律”の部分は“法”もしくは

“法令”に置き換えるべきですね。

 

 

(個人的に、他に良い表現はないか悩みます…笑)

 

 

 

なお、

よく大学の学部で“法学部”ってありますよね?

 

しかし、私が通っていた専修大学は

当時“法律学部 法律学科”とされていました。

 

もちろん、当時は勉強そっちのけで学生生活を

謳歌していましたので、違和感こそありましたが

「法学部」も「法律学部」も多分同じなんだろうと

調べる事はなかったです。

 

ただ今思うと

本当になんでそうしていたのでしょうね?(笑)

 

 

(※現在の専修大学は法学部になっており、

法律学科はあるようです)

 

 

 

 

 

 

 

皆さまも、今後の私生活において

「法律では…」という言葉を使おうと思った時には

意識的に「法令では…」と使ってみたら

いかがでしょうか!?

 

 

私たちのような法律家(もとい法令家)なら

 

「あ!この人ちゃんとわかっているな!」

 

と一目置きます!(笑)

 

 

 

 

 

最後に…

皆さまがもし起業や会社設立をお考えなら

 

『設立日(創業日):令和“元”年』

 

も素敵ではないですか!

 

 

 

行政書士法人スマイル

会社設立・起業支援のスペシャリストです。

 

ぜひ“令和元年”設立会社を応援させてください!

 

きっと皆さまを“笑顔”して差し上げます!