建設業とSDGsの深い関係
もくじ
建設業者さんとのお話し
行政書士をしていると
建設業を営んでいる事業者さんと
お付き合いすることが多いのですが
そのような建設業に従事される方に
SDGs(持続可能な開発目標)
のお話をすると
「建設業って
何か関係することある?」
というリアクションが
返ってきたりします。
例えば「環境」という視点で
建設業と言う仕事を見ると
山林や田畑があった場所に
新しい構造物を建てたり
建物の材料となるものに
自然にあった樹木を使用して、
建設のために使用する
クレーンやブルトーザーなどの
重機も化石燃料を
ガンガン使いそうだしで
そのようなイメージがあるから
SDGsを遠くに感じるのかも
しれませんね。
建設業とSDGs
当然、SDGsの推進を図っている
私の立場からすると
一切そんなことは無く
建設業もSDGsに深く関係しますし
むしろ、
SDGsの17の目標の中では
他の業界よりも
強く繋がる目標もあるくらいです。
例えば、
一見、建設業と関係なさそうな
目標1「貧困」
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。(以下同様です)
ですが、
人が住む家・建物は
衣・食・住といわれる住にあたり
暮らしの基本を支えるもの
な訳ですから
家・建物をつくる建設業と
紐づけることが可能です。
目標3「保健と福祉」
では、
健康や福祉のための
室内環境整備
に建設業の力が必要ですし、
目標6「トイレ・水」
に関しては
トイレをはじめとした
給水設備の整備などは
まさしく建設業の出番です。
目標10「平等」
目標16「平和・公正」
においても、
例えば建設業界における
元請業者と下請・孫請業者の間で
展開される
サプライチェーンの適正化や
業者間取引のフェアトレード
コンプライアンスの重視などが
社会・経済に大きな影響を与えます。
建設業の腕の見せ所
そして、さらに
建設業において最も
その腕の見せ所と考えられるのが
目標9「イノベーション」
目標11「持続可能な都市」
ですね!
建設業の力が
必要不可欠です!
目標9「イノベーション」では
以前コチラのブログ⇊でも
ご案内したように
レジリエンス(強靭)な
インフラ整備を。
目標11「持続可能な都市」は
「SDGs都市の創造」とも呼ばれます。
「都市」を考えるうえで
エネルギー、交通、下水道、
建物・構造物、
そして経済は
欠かせない要素と言えますが
これらは全て
建設業に強く関りがある要素です。
古くから、日本は
ゼネコン国家と呼ばれてきました。
つまり、日本の、
いや日本に限定されることなく
人の生活の基本には
多くの建設業に従事する方々の
支えがあったと言えます。
ですので、
ぜひ建設業界においても
積極的にSDGsに
取組んで頂きたいと願っています!