『陰徳善事』~SDGsな時代とSNSな時代にそぐわない日本の伝統的な文化~
もくじ
三方良しは素晴らしいが
昨日のブログでは
日本に古くから伝わる
三方よし
という商売理念・経営理念は
このSDGsな時代には
ピッタリの素晴らしい教え
であることを述べました。
昨日のブログです【画像クリック】
最近のTV番組でも
日本の文化を
海外の人が褒め称える
といったような主旨の
番組が多いような気がします。
やはり私も日本人ですから
そこは誇らしく思います。
もう一つの近江商人の教え
ところが…
こんなに素晴らしい
三方よしという文化ですが
同じように
古くから伝わる
日本の伝統的な文化や考え方
でも…
「それは今の時代には…?」
と、私が疑問に思うようなものも
あります。
その一つが
陰徳善事
いんとくぜんじ
という心得であり考え方です。
この陰徳善事ですが
三方よしと同じく
近江商人の教えです。
近江商人についての過去ブログです
陰徳善事の意味は、
読んで字の如くでもありますが
人に知られないように
善い行いをし続けることで
やがては世間に認められる
という意味です。
近江商人は、
商売で儲けたお金を
社会貢献の一環として、
治山治水、道路改修、貧民救済、
寺社や学校教育への寄付等
積極的に行ったといいます。
その行いを
誰にも自慢することなく…。
今のSDGsな時代には…
このような陰徳善事という文化を
我々日本人が賞賛することは
よく理解できます。
映画、ドラマ、アニメやマンガでも
人気を集めるキャラクターは
陰徳を心得ているような気がします。
なんか悪そうな奴だけど
実は優しいイイ奴…
みたいなね❤
もちろん、私もそのような
密かに善い行いをしている…
という人物像に大いに憧れましたし☺
ただし、現代ではどうでしょうか?
確かに、時代は
SDGsやESG投資
をはじめとして
社会に貢献している企業やビジネスが
評価を得られる時代になりました。
しかし、
そのような評価を得るには
企業や人がしているビジネスが
どれだけ社会に貢献しているのか
世間に広くアピール
する必要があります。
言わずもがな
この時代の情報享受の主流は
SNSです。
SNSを活用すれば
誰もが世界中に情報を発信し
つまり自分をアピールし
誰もが評価を得て
有名になることができる時代です。
(逆の意味も然りだが…💦)
SNSでの何気ない呟きが
あるビジネスを
たちまちに成功に導いた
という事例もたくさんあります。
最早、ビジネスをする上では
陰徳
という文化は“時代遅れ”
なのかも知れませんね。
SDGsビジネスコンサルティング
私が、企業さまに提供している
SDGs
ビジネスコンサルティング
パッケージ
では、
そのコンサルティング内容は
以下のように、大きく
4つのステップ
に分かれています。
もうおわかりかと思いますが
最後の4つ目のステップは
となっております。
自社のビジネスで実施している
SDGsに関する取組みを
自社のホームページやSNS
ほかにもリーフレットの発行など
様々な媒体を通じて
社会に発信することで、
持続可能なビジネスと
社会の実現を加速させます。
ご興味がございましたら
是非、お気軽にご連絡くださいね!
それでは、今日はこの辺で。