SDGsと耕作放棄地と農地転用

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SDGsと耕作放棄地と農地転用


 

 

今回のブログは

新聞で目に入った記事の話題を。

 

 

 

 

こちらは地元の

北陸中日新聞さんに

掲載されていた記事です。

 

 

 

 

 

 

 

記事の内容を簡単に説明すると

 

 

石川県ではかなり有名な

レストランを何店舗も経営する企業さんが

 

昔は田畑として利用されていたけども

現在は利用されていない土地を活用して

 

新しい農園を作り

新しいサービスをしていくとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの記事にも出てきた

 

“耕作放棄地”

 

という言葉をご存知ですか?

 

 

 

 

 

 

耕作放棄地とは?

 

 

かつては田んぼや畑として

農業に利用されていた土地(農地)が

 

 

 

外国から輸入される農作物が増えたことにより

その生産の必要性がなくなったり

 

 

農業をする人が

歳を取って農業ができなくなったり

 

 

若者などが嫌がって

農業を継いで続ける人が減ったり

 

 

することで

 

 

 

その土地で農業を続ける人がいなくなり

 

言い方を変えると、

何も活用されていない無意味な土地として

残っている農地のことをいいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この耕作放棄地

そのまま何もしないで放っておくと

 

 

 

雑草や害虫が増えたり

 

 

シカやイノシシなどの害獣が増えるなどの

被害をもたらしたり

 

 

洪水などの自然災害による

被害の拡大をまねいたり

 

 

悪い人がゴミを

不法投棄(ルールを守らず勝手に捨てること)

する場所になったり

 

 

 

と、このようなトラブルになったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞で紹介されていた企業さんの取り組みは

 

このような社会問題を

良くしていく取り組みと言えますね。

 

 

 

 

 

そして、新聞では明言されてはいませんが

このような耕作放棄地問題に関する取り組みは

 

 

 

SDGs(持続可能な開発目標)

 

 

に繋がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

SDGsの17のゴールのうち

パッと思い浮かぶのが

 

 

ゴール15

 

ですが

 

 

 

 

それだけではなく

耕作放棄地の活用で

働く人が増えたり、

このような企業さんの

成績があがることで

 

 

ゴール8

 

にも繋がってきます。

 

 

 

 

※ピクトグラムをクリックすると

 (一社)SDGs支援機構の説明動画ページに

 ジャンプします。

 

 

 

 

 

取り組み全体を広く見ると

 

まさに

 

売り手よし・買い手よし・世間よし

 

三方よしという

SDGsに限りなく近い考え方と

言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、石川県にはこの他にも

耕作放棄地を活用して

実績をあげている

このような企業さんもありますので

紹介させて頂きますね。

 

 

◆数馬酒造 株式会社 様

「耕作放棄地」を活用した独自の酒造りで、

売れれば売れるほど地域貢献できる

独自のシステムを構築することにより

売り上げは「3倍」!

石川県能登町で酒造を営む数馬酒造様。

動画はこちら

※こちらの動画は(一社)SDGs支援機構

 ホームページから引用させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

 

最後に行政書士としての立場で

ご案内させて頂きたいと思いますが

 

 

 

最近は都市部にほど近い、

街中にあるような田んぼや畑だった場所に

 

次々と、家や会社やお店が建っています。

 

 

 

「だったら耕作放棄地も

 そうやって活用すればいいのでは?」

 

 

というようなご意見もあるかと思いますが

 

 

 

 

しかし

日本の人口はどんどん減っているなかでは

今後それほどまでに、

田畑の住宅地化や商業地化のニーズは

増えてはいかないと考えられます。

(ましてや都市部から離れた山里が多い)

 

 

 

 

そして、何よりも

田畑などで利用されている土地を

農地以外の土地にしたり

 

他の人にあげたり売ったりするには

 

行政(国や市町村の役所)への

許可や届け出が必要になります。

 

 

この許可申請や届け出のことを

「農地転用」

と呼びますが、

 

農地転用行政書士の代表的なお仕事です。

 

 

 

 

 

もちろん、

お客様から農地転用のご要望があれば

行政書士として真剣に対応いたしますが

 

 

 

そのような農地の活用が

私たちの生活にとって良いものになるか…

 

 

いや…

持続可能な世界

に向けて、正しい判断かどうか

 

 

しっかりと見極める必要がある…

 

と改めて感じた今日この頃でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、また次回に。

 

 

 

 

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