署名(連署)と聞くと法律を思い出す行政書士
もくじ
大関 朝乃山
今朝、目にしたニュースは
↓↓こちら
Yahooニュースより引用
見出しそのままのニュースだけど
大相撲の大関朝乃山関が
コロナで緊急事態宣言下の中、
相撲協会が発する
感染拡大防止マニュアルに反して
キャバクラに複数回行っちゃって
先般の本場所途中に謹慎休場させられ
正式な処分を待っている中で
朝乃山関の後援者が
寛大な処分を集める
署名を集めているんだとか。
日本語の署名には
いくつかの意味があるけど
今回のブログで紹介する署名は
いわゆる街中なんかで
『署名お願いしまーす!』
なんてやってるような
大勢の人のサインを集めて
名簿化する…
法律上の言い方をすると
連署
と言われる署名のこと
でもさ~💦
プロアスリートの後援者の
「これからも頑張って欲しい!」
という心情は理解こそできるけど
僕が気になるのは…?
キャバクラに行きません!?
後援者さんが署名を添えて
協会に提出する嘆願書(?)
みたいなものには
『後援者としても
素行を指導していく…』
『キャバクラには
今後行かせない…』
みたいな事を書くんだろうか?(笑)
当の朝乃山関本人は
どう考えているのかな?
協会には反省文なんか書いて
提出したりするんだろうか?
その反省文には
『二度とキャバクラには
いきません!』
とでも書いてんだろうか?
いや!行くだろ!
そんなに好きな
キャバクラなら!!
(笑)
そもそもキャバクラ通いは
悪いことじゃないしね☻
ただ行った時期が悪かっただけで。
(キャバクラも招き入れた訳だし☻)
コロナが完全に明けた日には
たぶんだけど同じことをする訳だから
署名を集める活動する人も
反省文書く人も
空しくなったりしないのかな?
署名の法的拘束力
まぁ…
もちろんこの場合、
署名をいくら集めようが
朝乃山関の処分は
相撲協会が決める訳で
署名がいくら集まろうが
その署名には法的拘束力はない
はず。
じゃあなんのためにするか…とか
なにか意味があるとすれば
協会側に情状酌量を求めるため
少しでも心証を良くすること
くらいかな?
※相撲協会のルールを
知っている訳ではないけど
間違いなく署名の法的拘束力は
ないであろう。
朝乃山関の署名だけでなく
世の中の署名という署名って
そのほとんどが
法的な拘束力なんてないし
そのほとんどが
心証を良くしようとするもの。
リコール署名
けれども署名の中には
法的拘束力があるものも。
その一つが
つい最近も新聞・ニュース、
ワイドショーを賑わせた
『リコール署名』
って言うやつ。
時事ドットコムより引用
この事件は、
愛知県知事の解職(リコール)を
求めるために必要な県民の署名を
偽装したという事件なんだけど
そもそもリコール署名と言うのは
ちゃんとした選挙で選んだ
都道府県知事や市町村長、
そして地方議会議員の仕事ぶりが
余りにもお粗末な場合など
次の選挙を待たずに再選挙するために
法律で認められた制度で
都道府県民や市町村民の
一定数以上の署名を集めることや
その他の要件を満たすことで
実現できる
ことになっている訳だ。
そのリコール署名の制度を
定めている法律が
地方自治法
という法律の
74条~87条
ちなみこれは
行政書士試験の試験範囲
でもあるので
僕もそれで覚えた制度☻
結局、
何を言いたいかというと
署名(連署)と聞くと
行政書士にとっては
ピンッ!ときちゃう…って話☻
行政書士法人スマイル
行政書士 出見世(でみせ)雅之の
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