環境省が炭素税を本格導入か!?
炭素税導入か!?
環境省(もちろん日本の)が
地球温暖化対策
||
気候変動対策
のために
炭素税
の導入を本格検討している
とのニュース。
yahooニュースより引用
日本政府が2050年までに目指す
ゼロ炭素社会に向けて…
もちろん
国連にて全会一致で採択され
2030年までに人類が達成すべき
全世界の共通目標である
SDGs(持続可能な開発目標)
の達成に向けて
日本行政も黙っちゃいない!!
ってところだろうか!?
しかし記事にもあったけど
すでに日本にもあった
温暖化対策税が
欧州諸国と比べ
“桁違い”
って本当凄いな!?
環境問題に対する
意識の高さが
正に“桁違い”なのかと。
とにかく、ここは日本も
先進国としての腕の見せどころ
2050年までに
ゼロ炭素社会を実現できれば
マジかっこいいから
我々も協力すべきだね。
なので炭素税は大賛成!
トレードオフとフランス
しかし、SDGsの17の目標を
達成するうえで
しっかりと検討しなければ
ならないのが
トレードオフ
日本語のことわざでいえば
彼方立てれば此方が立たぬ
だ。
例えば、
先程紹介したネットニュースにも
その名が上がっていた
脱炭素の先進国フランスで
2018年に起こったのが
以下で紹介する
黄色いベスト運動
という大規模なデモであり、
これこそが
トレードオフの代表例。
※以下添付した全ての写真は
から引用いたしました。
この黄色いベスト運動と
呼ばれるデモのきっかけは
フランス政府の
ある取り組みにあったんだね。
フランス政府は
気候変動対策
(大気汚染、地球温暖化現象、CO2減少など)
に力を入れていた。
SDGsのゴールでは
が主に当てはまる取り組み。
フランス政府は
自動車を動かすためになどに使用される
ガソリンや軽油などの
化石燃料
の使用を少なくしようと
ガソリンや軽油を使用するのに必要な
税金をうんと高くしたのだね。
そうすれば化石燃料を使用する
自動車を運転する人が減り
それにより気候変動の改善に
貢献できると考えた訳なんだ。
するとどうなったか…
自動車がないと
生活に支障がでるような
地方で生活する国民や
あまりガソリンや軽油を
使わない自動車に
簡単に買い替えできないような
少し貧しい国民から
たちまち反発されてしまい
それが大規模なデモに
繋がっちゃった…💦
フランス政府が行った政策は
SDGsが求める気候変動対策
の観点から言えば
決して妥当性を欠くものではなく
むしろ評価されるべき政策だ。
ところが、フランス政府は、
お金持ちの人と貧しい人との
格差問題
への配慮を怠ったために
「貧しい国民を取り残した!」
と感じた国民から
非難されてしまったわけ。
ちなみに
この黄色いベスト運動を受け
日本政府はフランスへ旅行する
日本人へも
「危険だから気を付けるように!」
と呼びかけるまでに…。
※フランス政府は増税の延期したよ。
誰ひとり取り残さない
このフランスの
『黄色いベスト運動』は
SDGsの達成へ向けた活動と
「誰一人取り残さない」
という理念との
両立が難しい
ということを
我々に教えてくれた代表的な事例。
このようにSDGsのゴール達成には
彼方立てれば此方が立たぬ
という問題が発生することがある。
目の前にあるものだけではなく
広い視野で細部まで目配りをおこない
社会的弱者にも気配りを忘れず
配慮することによって
「誰一人取り残さない」
そんな持続可能な世界を
作っていくのが現代に残された
私たちの使命ではないかな。
行政書士法人スマイル
行政書士 出見世(でみせ)雅之の
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