コロナで110番が減少!?~彼方立てれば此方が立たぬ~
もくじ
110番通報の減少
今朝のニュースにて
私の目を引いたのは
↓↓こちらのニュース
なんでも
昨年2020年の
全国の110番件数が
約10%近くも減った
のだとか。
あくまで110番件数なので
同じように犯罪が減ったとは
言えないのでしょうが
この数字をみれば
犯罪についてもそれなりに
減っていることは
容易に想像できるかと思います。
110番が減った理由は
やはりこの新型コロナの影響で
人の外出が著しく減ったからでは
ないかと言われています。
昨年の春ごろ
全世界にて新型コロナが蔓延し
世界中の人々が、
外出等の活動を控えたところ、
世界中の温室効果ガス
(二酸化炭素・CO²)が激減する
という似たような現象が起きたという
報道がありましたが、
110番の通報の減少。
これもまた新型コロナにより
生み出されたメリット
と言えるでしょう
持続可能性の意味
私たちが
その活動を自粛した結果
確かに、
コロナなどの感染病の拡大は
ある程度抑制できる…
ということがわかり、
逆に今(2021年)は、
その活動を自粛しないと、
またコロナは蔓延することも
証明できました。
しかし、
先程紹介したニュースのとおり
新型コロナは犯罪の減少
という副作用ももたらしたのです。
バンザーイ!!
ではありません!!!
よく考えてみましょう。
社会的にはプラスの出来事
だったとしても…
経済は
どうでしょうか?
その通りです。
このコロナ禍によって
経済は停滞し、
新たな社会問題
が発生しました。
経済活動自粛による困窮…
貧困世帯の増加…
企業における雇用問題…
少年少女たちへの学校教育…
職業や地域への差別…
もうお分かりでしょう。
さらに犯罪を減少させようと
私たちの活動を
いくら自粛したとしても
経済の問題は
解決するどころかむしろ増大する
つまり、そこには
『持続可能性』
が存在しない。
ということです。
※写真はイメージです
SDGsとトレードオフ
私は、当スマイル☻ブログで
何度もご案内してきました。
私たち人類が2030年までに
達成すべき世界共通の目標
SDGs(持続可能な開発目標)
は、経済・環境・社会の
三つのテーマをバランスよく
解決していくものです。
こちらを立てれば
あちらが立たず
と言ったような
トレードオフ
を考慮して、
目標達成への道筋を
見出していくものです。
このコロナ禍を経験することにより
私たちはSDGsが訴えている
トレードオフが何たるかを
知ることがでたのです。
アインシュタインは言いました。
我々の直面する
重要な問題は
それをつくりだした時と
同じレベルの意識によって
解決することはできない
アフターコロナにおいては
SDGsを新たなレベルの意識として
活用していくことが望ましいのでは
ないでしょうか。
持続可能な
地球・社会、
そして未来へ向けて。
行政書士法人スマイル
行政書士 出見世(でみせ)雅之の
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