アーモンドアイが覆した競馬界の常識とジェンダーギャップ
もくじ
競馬で歴史的なレースが!
昨日(令和2.11.29.日よう)は
競馬で歴史に残るような
レースがあったようですね!
アーモンドアイ
(ルメール騎手騎乗)が
自身の引退レースで
前人未到のGⅠ9冠を達成し
有終の美を飾ったとのこと!
(つい先日までGⅠ七冠が最高で
GⅠは三冠も取れば名馬と呼ばれる)
しかも、他の出走馬も
名馬揃いということで
後世に語り継がれるような
名レースとなったもようです。
私は、そのレース中に
ちょうど運転中でしたが
あまりの話題性に
カーナビで観戦しました。
断っておきますが、
私は普段、競馬なんてしません!
もちろん今回のこのレースにも
賭けてはいません。
が…
競馬は20代前半の頃だけ
嗜んだ経験があります。
(※当時は競馬ブームもあり
大学生や若者のファンが
多かったと思います。)
なので、多少の知識があるため
今回のアーモンドアイの成績は
感涙に値するようなもの
だということも大いに理解できます。
20代の頃初めてとった万馬券といっしょに
(スペシャルウィークの秋天)
アーモンドアイは牝馬(メス)
特に驚嘆すべきは
アーモンドアイが牝馬(メス)
ということですね。
これまでの競馬の歴史では、一般的に
牝馬より牡馬(オス)の方が
強い(速い)
とい言われてました
※そりゃあ時々、
牡馬(オス)より強い牝馬も
出てきたことがありますが…
実績をみるとその差は歴然です。
メス(女性)より、
オス(男性)のほうが
運動能力・体力に優れている
という事実は、
競走馬の世界にとどまらず
人間もそうであるように、
地球上の哺乳類のほとんどは
そうなのではないでしょうか?
にもかかわらず、
アーモンドアイは
これまで数々のレースで
牡馬を蹴散らしてきました。
生物学上は考えられないような(?)
ことを成し遂げたのです!
競走馬の生産者は
牝馬(メス)が生まれると
ガッカリすると言います。
牡馬の方がレースで勝ったり…
優秀な牡馬は
種付けすればするほど
沢山子どもを作れるが
牝馬は1年に一頭しか生めない…
など、お金になる可能性が高い
からです。
これが競馬会の常識でした。
でも、この度、
アーモンドアイが
この常識を覆した…(のかな?)
そういった意味でも
歴史に残る名馬でありレース
なのでははないかと思うのです。
ジェンダーギャップ
この人間界では“女の子”というだけで
学校に行かせて
もらえなかったり
大人になる前に
無理やり結婚させられたり
出産を強要させられる…
もっとひどい話になると
女性器を切り取られたり
人身売買の対象となる…
まるで、映画のようなことが
世界では現実に起こっている…
最近ではこのようなTVコマーシャルも
流されているのでご存知の方も
多いのかもしれません。
こういう性別による格差のことを
ジェンダーギャップ
と呼びます。
日本のジェンダーギャップ
先に挙げた
ジェンダーギャップの例は
主に途上国・後進国において
深刻ですが
先進国においても
仕事や収入、家事の分担や社会進出など
多くの場面でジェンダーギャップは
見ることができます。
ちなみに国会議員における
女性議員の割合は
日本の場合約10%
これは国連加盟国193カ国のなかで
158位とかなり低レベル
先進国と呼ばれる国では
ダントツ最下位です。
ちなみにアメリカは19%(100位)
1位はアフリカはルワンダ共和国の
61%(なんと半分以上が女性!)
ジェンダー平等とSDGs
では、このような
ジェンダーギャップを
目の当たりにして
この持続可能な社会だ!
と胸を張って言えるでしょうか…?
もちろん、女性の社会進出が
阻害されるような社会では
政治・経済においても
持続可能な社会をつくっていくことは
不可能です。
2015年に国連で
全会一致で採択された
私たち人類が2030年までに
達成すべき世界共通の目標
SDGs(持続可能な開発目標)
には、
そのような
ジェンダーギャップを是正し、
女性が活躍する世界をつくろうと
呼びかけているのが
目標5「ジェンダー平等」
というゴールです。
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。
私たちにできることは
なにも後進国において
映画のような差別を受ける女性たちを
ヒーローみたいに救い出す
ことだけではありません。
例えば、職場や家庭で
いつのまにか習慣となって
女性に任せきりと
なってしまっている
雑用や家事などがないか
考えてみることも
この目標5「ジェンダー平等」を
達成するための行動に
繋がるのではないでしょうか。
体力があるから男性の方が偉い…
という考えは時速可能性どころか
破滅に向かう考え方です。
その体力も、競馬会では
アーモンドアイが
その常識を覆したように
人間界でもいつかこの常識が
覆るかもしれません。
行政書士法人スマイル
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