コロナ禍に学んだトレードオフのこと
もくじ
はじめに
先日のこと、
私が普段よりお世話になっている
SDGsビジネスコンサルタントの方で
福岡県を中心にSDGsの推進を
図られている
代表取締役 中村洋介さん
が、ご自身のFacebookにて
SDGsについて発信されていた
ある投稿に
いたく感銘をうけたので、
私も、その内容を
少し引用させて頂いた上で
私なりのアレンジを加え
今日のスマイル☻ブログを
書かせて頂きました。
※中村さんのFacebookの投稿の(一部)です。
私と中村さんのオンラインミーティング様子
以下からが
今日のスマイル☻ブログです!
勝利の兆し
全国で全面的にとは言わないまでも
新型コロナウィルス感染拡大予防の
ための緊急時代宣言が解除されはじめ
飲食店などの休業要請も同じように
解除されはじめました。
(この記事は令和2年5月16日に書いてます)
『これで少しは
以前の日常に
戻れるのでは…』
と、ほっと胸を撫でおろしたり
期待する人も多いのでしょう。
2020年が始まった頃には
全く予想しなかった出来事でした。
歴史に残る負の事件。
それでも私たち(一般人)は、
3密を避ける・外出を自粛するなど
『我慢・忍耐』という
武器を手に取らない戦い方で
この危機に立ち向かったのです。
その結果が実を結び、とりあえずは
多くの地域で緊急事態宣言や
休業要請が解除されるまでになり
このコロナとの闘いに
勝利する兆しが
見えてきたのかもしれません。
その点については、
私たち人間の結束力を
褒めても良いのでしょう。
持続可能性の意味
私たち自身の経済活動を支える
仕事までをも自制し、私たちが
その活動を自粛した結果
確かに、
コロナなどの感染病の拡大は
抑制できる…ということが
証明できました。
それだけではありません。
コロナ打開のため、
私たちが経済も含めた活動を
自粛することによって
自動車、航空機、船舶、鉄道などの
交通機関の利用が激減。
その結果、世界各地で
地球温暖化の原因となる
CO2(二酸化炭素)の排出量が
激減したという副作用が
報告されました。
つまり、このコロナ禍による
人類の活動自粛により
世界の環境問題に関しては
プラスに作用したのです。
バンザーイ!!
ではありません!!!
よく考えてみましょう。
環境に関してはプラスの出来事
だったとしても…
経済や社会は
どうでしょうか?
その通りです。
このコロナ禍によって
経済は停滞し、
新たな社会問題
が発生しました。
経済活動自粛による困窮…
貧困世帯の増加…
企業における雇用問題…
少年少女たちへの学校教育…
職業や地域への差別…
もうお分かりでしょう。
環境問題を解決しようと
私たちの活動を
いくら自粛したとしても
経済や社会の問題は
解決するどころかむしろ増大する
つまり、そこには
『持続可能性』
が存在しない。
ということです。
※写真はイメージです
SDGsとトレードオフ
私は、当スマイル☻ブログで
何度もご案内してきました。
私たち人類が2030年までに
達成すべき世界共通の目標
SDGs(持続可能な開発目標)
は、経済・環境・社会の
三つのテーマをバランスよく
解決していくものです。
こちらを立てれば
あちらが立たず
と言ったような
トレードオフ
を考慮して、
目標達成への道筋を
見出していくものです。
このコロナ禍を経験することにより
私たちはSDGsが訴えている
トレードオフが何たるかを
知ることがでたのです。
アインシュタインは言いました。
我々の直面する
重要な問題は
それをつくりだした時と
同じレベルの意識によって
解決することはできない
アフターコロナにおいては
SDGsを新たなレベルの意識として
活用していくことが望ましいのでは
ないでしょうか。
持続可能な
地球・社会、
そして未来へ向けて。