「差別」や「多様性」を考えるためのSDGs的な絵本の紹介~みえるとかみえないとか~を読んだ感想
もくじ
『差別』について…
つい先日、私の知り合い
(公的なお仕事をしている)から
「小中学生を対象に
“差別”について
教えたいと思うんだけど
何かそれに“相応しい本”や
そこからSDGsに繋げること
できないかな?」
という問い合わせ(?)を頂いたので
その期待に応えようと思いました☻
あいにく私は、
“差別”について描かれた
“小中学生向け”の本を
知らなかったので
SDGsコンサルタントや
SDGsファシリテーターの
仲間や知り合いに尋ねたところ
いくつか良い本をご紹介頂きました!
ありがたいっす✨
その中でも、
特に私が「イイな!☻」
と思った本がありましたので
早速購入しました!
評判通りその本が、
とても良かったので
良かったというか
「差別」や「多様性」について
よーく考えさせられるうえに
確かに小中学生などの若い世代にも
読みやすく解りやすい内容でしたので
せっかくなの、スマイル☻ブログでも
シェアしたいと思います。
(ネタバレあり…笑)
絵本「みえるとか みえないとか」
私が今回購入した本がこちらです☻
※表紙の画像。こちらは出版社の
「アリス館」さんのHPより引用しました。
以下ちょっとだけ中身を紹介
(ちょっとネタバレ💦)
「みえるとか みえないとか」あらすじ
宇宙飛行士の主人公
地球人の“ぼく”は
ある惑星に降り立ちます。
その惑星には、気はやさしいけど
目が三つもある宇宙人
(“ぼく”から見たら)
が宇宙人が住んでいました。
(ぼくから見た)宇宙人はいいます。
『目が二つしかない…』
『後ろが見えない…』
『へんなの…かわいそう…』
…と。
※同じくこちらの画像も出版社の
「アリス館」さんのHPより引用しました。
‟ぼく”はその様子をみて
『???』と違和感を
感じてしまいます。
すると、‟ぼく”は
目が三つあるけど目が見えない
(ぼくから見た)宇宙人に出会い
話しかけてみます。
すると、そこには
“ぼく”が今まで
考えたこともなかった
価値観や世界が
あることに気付きます。
つまり…
地球人の“ぼく”にとっては
目が二つあり、目が見えることが
『普通』だと思っていたけど
その惑星の人にとっては
目が三つあるけど、目が見えないのが
『普通』…??
あれ??
お互いに『普通』って
おかしくない??
『普通』ってなんなの??
もしかして、
世の中には(宇宙には)
『普通』っていう概念は
本当は無いんじゃないの?
世の中は(宇宙は)にある
“価値観”って
もっと‟多様性”に
富んでいるんじゃない!?
ということに“ぼく”は
気付いていきます…。
という感じの作品です。
(私の私的な解釈も入ってます☻)
↓↓著者の作品に関する対談動画です。
(確信ついてます!☻)
差別とSDGs
自分が『普通』だと
思っていることと
ちょっと違う人がいると
その人のことを
『普通じゃない』と思う…。
その『普通じゃない…』
という‟価値観”が
“差別”に繋がるかもしれません。
SDGs(持続可能な開発目標)
の17の目標の中には
目標10
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。
という目標があります。
来るべき2030年までに
SDGsを達成するのなら
私たちは
『自分とは違った
“考え”や“想い”などの
“価値観”を持っている
そんな人がいるんだ。』
ということに気付き。
そのような
価値観の多様性
ダイバーシティ
を尊重するのが望ましいと考えます。
今回紹介いたしました
『みえるとか みえないとか』は
そんな事を改めて考えさせられた
素敵な作品でした。
ですから…私がこのブログの中で
あえてそうしたのですが
作品に出てきた主人公を『地球人』
惑星の人を『宇宙人』
と表現したことも
一種の『差別』
にあたるのかもしれません…。
このコロナ禍の中で…
現在(令和2年5月)
このコロナ禍の中で
職業(仕事)や、
住んでいる地域により
いわれのない差別を
受けている人がいると聞きました。
あまりにも悲しいこと
だと思いませんか?
今はそのような時代でも
私たちの未来、私たちの次の世代、
またその次の世代の未来の
持続可能な社会の実現に向けて
この本、この作品が
一人でも多くの人に
届くといいな。
と思う今日この頃です。