コロナとSDGs ~社会課題を自分事として捉える機会~
もくじ
SDGsの5つの「P」
SDGs(持続可能な開発目標)
には、↓↓のとおり
私たち人類が2030年までに
達成すべき17の目標がございます。
また、以前こちらのブログでも
ご案内した通り↓↓
これらの17の目標は
以下の5つの「P」に
カテゴライズされます。
People(人間)
Prosperity(豊かさ)
Planet(地球)
Peace(平和)
Partnership(パートナーシップ)
この5つ「P」の中でも、
今日のブログでは
People(人間)
について述べたいと思います。
SDGsのPeople
SDGsを、先に挙げた
5つの「P」 に
カテゴライズすると
以下の6つの目標が
あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に
終止符を打つとともに、
すべての人間が尊厳を持ち、
平等に、かつ健全な環境の下で
その潜在能力を発揮できるように
することを目標として
People(人間)
に該当します。
People(人間)のゴール
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。(以下も同じ)
一見、私たち日本人が
これらのPeopleに関する
6つの目標に目をやっても
あまりピンとは来ないのでは
ないでしょうか。
確かに、私たちの住む日本では
世界中の国々と比べても
これらPeopleの関する目標に対して
先進的な実績を誇っていると言えます。
(ただし、目標5の
「ジェンダー平等を実現しよう」
以外は…)
日本では
国民皆年金・国民皆保険も
達成されており
社会保障も義務教育も充実
もちろん、
衛生的な水やトイレも整備
されている。
このような国は、
他にも類をみません!
…と言えました。
新型コロナ・ウィルスが
世界中・日本中に
感染拡大するまでは…
コロナで露見した問題
これだけ充実していた
日本でしたが、
新型コロナ・ウィルスの
感染拡大により
思わぬ問題が露見します。
まず、皆さんもよくご存知の通り
日本全国のほとんど地域で
小中高校は、先が見えないと
言っても過言でもない
異例の休校措置が取られています。
もし、このまま休校措置が
解除されないとなると
目標4
質の高い教育をみんなに
が脅かされます。
ただし、
問題はこれだけではありません。
学校が休校となったことで
「教育」に関する問題を
指摘する声よりも
子供を
預かってもらえないから
働けない大人がいる…
給食がでないため
満足な食事がとれない
子供がいる…
というような問題や声が
聞かれるようになったのです。
豊かだと思われていた
我が国日本でも
実際には、
目標1:貧困をなくそう
目標2:飢餓をゼロに
という課題を、
少なからず抱えている。
…と言うことがわかります。
自分事として考える機会
思わぬ形で、いや
むしろ悪い形で
日本における
社会課題を目にする結果に…
でも、これを
悲観的に捉えるのではなく
むしろプラスに変容させることが
寛大と思われます。
SDGsの本質や
SDGsを実践する理由の一つが
社会課題を
自分事として
考えること
だと私は思います。
今まで、私たち日本人が
意識もせず、
真剣に考えもしなかった
SDGsにおける
Peopleに関する目標
これらを、自分事として
捉えなければならないことを
このコロナ禍は、
私たちに気付かせようと
しているのかも知れません。