この機会に世界の医療の現状を知る
緊急事態宣言をうけて…
昨日は、私が住む石川県でも
新型コロナウィルス感染拡大防止
のため
石川県知事より緊急事態宣言が
出されました。
これにより、
観光業や飲食業・サービス業など、
ご自身の仕事や、経済環境に
深刻な問題を抱える方も
多くいらっしゃると思われ
私といたしましても
「頑張ってください」と
月並みな言葉しかかけられないのが
なんとも歯痒い限りです。
当事者の方々にとっては
このやり場のない苦しみや憤りを
どう処理すればいいかわからず
愚痴や不平不満を言葉にして
発してしまう方も
いらっしゃるのでは
ないでしょうか。
お気持ちは痛い程わかります。
ただ、それを
「政治が悪い」
「医療が悪い」
と決めつけるのは
いかがなものでしょうか?
他人を責めることで
問題を解決できるなら
すればよいでしょう。
しかし、それが間違い
だということは明らかです。
今、私たちがすべきことは
他にも山ほどあるはずです。
医療問題とSDGs
特に、日本の医療体制を
批判するのは間違いかと思います。
私は、2015年に
国際連合にて全会一致で採択された
私たち人類が2030年までに
達成すべき目標
SDGs(持続可能な開発目標)
の普及に努めていますが、
SDGsの17の目標の中に
目標3
という目標が設定されています。
※ピクトグラムをクリックすると
(一社)SDGs支援機構の説明ページに
ジャンプします。
なぜSDGs目標3なのか
現在、世界中には
基礎的な医療保険サービスを
受けられない人が
世界人口73億人の半分の
約36億5000万人もいる
と言われています。
そして、これらの多くの人は、
病気になっても
適切な治療が受けられず
お亡くなりになられているのです。
当然ですが、
医療先進国の日本では
そんなことはありません。
さらに、そんな
基礎的な医療サービスを
受けられない地域では
5才の誕生日を迎える前に
亡くなる子どもたちが
年間約560万人もいて、
これは5秒に1人の子どもが
命を落としている計算になります。
このような世界の現状を背景に
SDGsの目標4は
掲げられているのです。
前向きになるためには
新型コロナウィルスの
感染拡大により
私たちは大きなダメージを
受けていますが
それは、決して
日本の医療体制に問題が
あったからでは“ない”と
思うのです。
私は、今この時間も
現場の最前線で
必死に頑張っていらっしゃる
資料従事者の方々に
敬意を表します。
ありがとうございます。
今、私たちができることの一つは
この現状を、なるべく
前向きにとらえ
前向きに進むこと
です。
前向きになるためには
このSDGsを知り
少しでも行動を起こすことが
相応しいのではないかと
思う今日この頃です。