資金調達!募集株式の発行とは?~株主総会議事録フォーマットあり~
もくじ
前回のブログの続きでーす!
前回のブログでは、
会社法に定められている
会社の資金調達の方法のひとつ
社債の発行
について、
小学校5年生でもわかるように(?)
ご案内させて頂きました。
前回のブログです
極めて簡単な説明をすると
社債とは、
会社の借金を細分化して、
多数の人や企業から
資金をつのるもので
期限が来たら、利息を支払い
全額返済しなければならないものです。
今回のブログは募集株式の発行
そこで、今回のブログでは
会社法に定められている
もう一つの資金調達の方法である
募集株式の発行
についてご案内したいと思います。
募集株式の発行とは
株式会社が、
自社で持っている株式や
新しく発行する株式を
新たに出資者となってくれる人に
買ってもらい
資金を調達する方法です。
専門用語で言うと
新しく株式を受け取る人が
引受人。
株式会社が株式を渡すことを
割当(わりあて)
と言います。
募集株式を発行し
資金を集めるにあたり
その株式数や金額によっては
その株式会社の資本金になります。
つまり
資本金が増えるという事です。
これは、
桃鉄(←わかるかな?☺)
でいうところの
増資
ですね。
社債と募集株式の違い
社債と募集株式の違いは
社債は
期限が来たら返さなければならない
会社の借金なのに対し
募集株式は
出資金であり、出資金の払い戻しは
出来ないルールとなっていますので
返す必要のない資金となります。
「だったら
“募集株式”の方が
いいじゃん!!」
と簡単に判断するわけには
いきません。
返さなければならない
返さなくてもいい
という違いだけではなく
社債と、募集株式は
その会社に対する
“権利”に大きな違い
がみられます。
社債を持っている人
つまり社債権者は、
あくまでも
会社にお金を貸している
債権者です。
対して、
募集株式の引き受け人は
出資者であり、
新たな株主となる訳です。
株主は、
会社の所有者・オーナーですから
株主総会に出席して
議決権を行使したり
株主総会に「取締役変えろ!」
などの議案を提出したりと
その株式会社の経営に
関わることができるのです。
もう一つ
知っておいて頂きたい
この二つの資金調達の違いが
社債は
株式会社でも合同会社でも
発行することができますが
募集株式は
株式会社にのみある概念です
(そりゃ「株式」ですからね)
合同会社にはできません。
ただし、合同会社は
「社員の加入(入社)」
という形で
資本金の増加(増資)と
出資者・経営者の増員を
図ることができます。
「募集株式の発行」の議事録
募集株式の発行をするには
公開会社では
株主総会の特別決議が必要です。
以前、
ある企業さん(非公開会社)から
ご依頼いただいた
“募集株式の発行”
(つまり「増資」)の手続きで
作成した株主総会議事録が
ありますので
以下⇊に紹介させて頂きます。
画像をクリックすると
印刷できるPDFデータに
それでは、
今日のスマイル☺ブログは
このへんで!
ありがとうございました!