ケイジとケンジ?小学5年生でもわかる警察官と検察官の違いとは?
もくじ
1月は、TV番組なんかも
リニューアルされる時期ですね。
テレビ朝日では
「ケイジとケンジ
~所轄と地検の24時~」
という連ドラが
桐谷健太さんが刑事役
東出昌大さんが検事役
というW主演で
始まるみたいです。
ぶっちゃけ、連ドラなんて
ほとんど観ない私ですが
“検事”なんて聞くと
曲りなりにも“法律家”の部類に入る
行政書士からすれば
やはり気にはなるもんです。
警察(刑事)と検察(検事)の違い
せっかくなので、
警察と検察
刑事と検事
の違いについて
簡単にご紹介しようと思います。
まず、今回のブログでは
刑事は警察署(警視庁)で働く
警察官
検事は、検察丁で働く
検察官
としましょう。
(実際には多少の違いはあるのですが)
ちなみに、
日本の三権分立と呼ばれる
公権力の
立法権、行政権、司法権
それぞれに当てはめてみると
警察署(警視庁)は
行政権に当てはまり
検察丁は
司法権に当てはまります。
↑↑東京霞が関の検察庁
警察官も、検察官も
“犯罪事件”が起こったときに
活躍する仕事です。
警察官の仕事
警察官は、
犯罪事件が起きたら
捜査をしたり、
証拠を集めたり
そして、犯罪の犯人
{法律上は被疑者(ひぎしゃ)といいます}
を逮捕するまでが仕事です。
逮捕された被疑者は
警察署から検察庁に送られます。
そこからが、検察官の仕事になります。
なお、警察官は
犯罪事件などが起きないように
予防したりするのも仕事ですし、
各警察署の管轄する地域に
密着して仕事をするのが特徴です。
警視庁も、国の機関ではなく
東京都に密着した警察署です。
検察官の仕事
検察官は、警察官から渡された
犯罪事件の被疑者を
警察の捜査の情報や証拠をもとに
“法律に基づいて”
裁判所で、裁判をするかどうか
を判断します。
実際に、被疑者を
裁判にかけることが
相応しいと検察官が判断したら
裁判所にその訴えを起こします。
それを“起訴”といいます。
裁判所では、
警察官の出番はありません。
検察官が、被疑者の犯罪を証明したり、
どのような刑罰を課すのが妥当かを
裁判官と裁判員に訴えるのです。
「あなたが犯人で間違いありません」
「刑務所に〇〇年入ること」
と、最終的に事実判断と、
罰の量を決めるのは
裁判所の仕事です。
裁判所が判断した
犯罪の種類と、罰の量のことを
“判決”といいます。
最後に
警察官と検察官
けつさつかんとけんさつかん
ケイジとケンジ
ハッキリ言って
“ややこしい”ですね。
誰でもわかるように
名前も変えたらいいのに…
と思うのは私だけでしょうか?笑
とにかく、このドラマを
観る方はこれぐらいは
押さえておくと
いいのではないでしょうか?
私は観ないと思われますが…笑
行政書士法人スマイル
行政書士 出見世(でみせ)雅之の
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