会社設立時の資本金はどのくらいが良い?
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皆さまとのご縁に感謝します!
石川県で会社設立専門の行政書士をしております、行政書士法人スマイルの出見世です。
さて、皆さまが独立開業を志し、いざ会社設立をしようと決断したとき(とくに株式会社)、
その会社の原資となる資本金は、一体どのくらいで始めるのが良いのでしょう。
まず、法律の定めでは、株式会社の設立時資本金は1円以上あれば良いとされています。
このことについては皆さまもよくご存知かと思います。
ちなみに2001年以前の法律では、株式会社では最低1,000万円、有限会社では300万円以上と決められていました。
なぜかというと、これは会社の財産的基礎を確保させる事で、その会社に関係する企業や人々の経済的安定を図ったものと考えられます。
例えるなら「簡単に倒産しそうな会社」は国に会社として認めてもらえない…そんな法律だったのです。
それから時代も変わり我が日本でも、より自由な経済活動が認められるようになり、誰もが会社設立をしやすい環境になりました。
しかし…
いくら1円以上での会社設立が認められるとしても、(一般的に)ごく僅かな資本金で商売を始めるとなると、現実的には可能なのでしょうか?
実際には難しいと思います。
例えば、物を販売する商売では、まず販売する為の物を仕入るための資金が必要ですよね。
資本金が僅かな場合その仕入れに関する費用はどう工面すれば良いのでしょうか?
そもそも、弊社のサービス・料金ページをご覧頂いてもわかる通り、
株式会社設立には
定款認証手数料で52,000円+登記登録免許税150,000円=202,000円
が最低必要になります。
私も、弊社『行政書士法人スマイル』を設立して初めて分かったのですが、会社設立時も設立後も、想像以上に出費が必要となり、資金が不足気味になると考えた方が良いと思います。少なくとも私はそうでした…経営センスないのかな?(笑)
仮に、『運転資金は全て借入金で賄う!』という考えもあるかと思いますが、その際に融資を検討する金融機関などがまず最初に見るのがその会社の資本金です。
特に創業初期においては、資本金が潤沢である方が、その財政的基礎が評価され融資もおり易くなる傾向があるようです。
では、もし皆さまが(仮に1人で)会社を設立して商売を始めようとしてとき、どの程度の資本金で創業すれば良いでしょうか?
まず、私がアドバイスをするなら…
結論は『〝300万円〟が妥当!』です!
(※注 もちろん、始められる商売の規模によっても変わりますし、決して答えがある訳ではありませんよ!あしからず。)
これは、私が行政書士法人スマイルの創業準備中に、尊敬する税理士の先生にアドバイス頂いたのですが、資本金が300万円未満だと、やはり対外的にみて出資者と経営者の「ヤル気」や「情熱」が乏しいと判断されることが多いらしいです。つまり、格好がつかないと…。
300万円の原資があれば、小さな商売から始められるのであれば、そう易々と無くなることはないかと思いますし(クドいようですが、あくまでも私個人の意見です…)、金融機関からの信用も得られやすいかと思います。
あくまでも目安ですが、会社設立にはまず300万円以上の資金を集めてみては如何でしょうか?!
行政書士法人スマイルでは、皆さまの会社設立から創業支援・資金相談まで、誠実・謙虚・さわやか・にこやかな行政書士が全力でサポートします!
ぜひ、お気軽に相談ください!
きっと皆さまを笑顔にします!