米津玄師さんのLemonと契約書は似てる説！？
米津玄師さんの
「Lemon」という楽曲が
ロングセラーでヒット中とのこと。
基本的に
最近のヒットチャートだとか
全くもって疎い私ですら
この楽曲に関しては
なんとなく知っているくらいですから
相当な名曲なのでしょうね。
さて、この楽曲の興味深いところは
そのタイトルではないでしょうか？
この楽曲のタイトルは
「Lemon」(レモン)
ですが
楽曲の歌詞全体をみてみると
(おそらく…)失恋を題材に
唄っているいると思われる中で…
レモン
が出てくるのは
サビの部分のほんの2カ所だけ…
「歌詞全体の主旨と
全然関係ないじゃん！」
なんてツッコミを入れたいくらいです。
※Lemonの歌詞は載せませんので
ご自身でググって下さい。
ただ、
それはそれで
味があって
カッコイイ
のですが…(笑)
そう言えば
SMAPさんのヒット曲で
「オレンジ」
という素敵な楽曲がありましたが
この楽曲も
歌詞の中のたった一部分に
“オレンジ”
というフレーズが出てきただけで
(しかもサビでもなく…)
歌詞全体の主旨との関係で言えば
特に重要ではない
いちフレーズに過ぎない
ものでした。
(個人的にそう思われるってことで)
こちらの楽曲に関しても
最初に聞いたときは
「全然オレンジと
関係ないやん！」
とツッコミを入れた記憶があります。
さらには、
この歌詞も失恋を題材にした
ものでしたね。
※オレンジの歌詞も載せませんので
ご自身でググって下さい。
いったい何？
この共通点！？(笑)
失恋の唄の歌詞の一部に
柑橘系果物の名前を入れたら
その果物名をタイトルにしなきゃいけない
そんな決まりとかあるんですかね？
いずれにしろ
米津玄師さんやＳＭＡＰさんがやれば
カッコ良く感じるんだけど…笑
ところで
前回のブログでは
覚書も念書も誓約書も
契約書の一種である
ということをご案内しました。
言い方を変えれば
契約書のタイトルが違うだけで
当事者同士が
約束した主旨を
書面に残す物
であることには
どれも大差はありません。
例えば
日常生活やビジネスシーンにおいては
なぜだか
契約書 ＞ 覚書
というような上下関係が
一般的に存在しているようで
「契約書は交わすまでもないが
覚書くらいは交わしておく方が…」
のような会話を
過去にも耳にしたことがありますが
これは間違いです。
※契約書の内容を補足する形で
覚書を作成するということは
あり得ます。
つまり、
約束ごとの証拠を残す書面
を交わすにあたり
大事なのは、その
内容
です。
決して、その書面の
タイトル
ではありません。
具体例を挙げるなら
Ａさんがある者をＢさんに売り渡し
Ｂさんがその代金をＡさんに支払う
という約束をした場合
(法律では売買契約となります)
その約束を書面に残すにあたり
書面のタイトルを
契約書にしようが
覚書にしようが
その書いている内容が一緒であり
ＡさんＢさんもそれをしっかり理解して
署名等を行っているのであれば
どちらもその
書面としての効力に
大差はありません！
そう！
米津玄師さんの「Lemon」も
ＳＭＡＰさんの「オレンジ」も
そのタイトルが、
私たちに響いた訳ではなく
おそらく
そのメロディや歌詞が
私たちに響いたから
これだけ有名になったのですから！
(…と私が思っているだけです）
あなたも
契約書等を作成する際は
タイトルをどうすればいいか
悩むのではなく
どうすれば
あなたの要望通りの契約になるか
契約書等の内容(文面)
をどうすればいいのかを
悩む方がよいでしょう。
どうしても、
契約書の内容や文面作成のお悩みが
解決しないのであれば
どうか契約書作成の専門家である
行政書士・司法書士・弁護士などの
法律家にご相談されることをお勧めいたします。
それではまた次回。
